被災していない今こそ、備えに万全を
東日本大震災から6年、熊本地震からもうすぐ1年を迎えます。
今日は県立先哲史料館にて、特別講座「南海トラフと大分」を受講しました。
宝永4年(1707)に起きた、南海トラフを震源とする「宝永地震」は大分県へも甚大な被害をもたらしました。地震計もない時代ですから、古文書の記録から推測すると、南海トラフ地震の中では最大級であったそうです。
米水津では人的被害も多く、約11.5mの津波が来たと記録されています。その後の安政地震(1854年)の時は、宝永地震の教訓から高台へ避難し、多くの人々が被害を逃れたそうです。
直近の南海トラフ地震から70年が過ぎました。災害を受けていない今こそ、近年の科学技術の進歩はもちろん、過去の教訓を活かし、いざという時に備えなければなりません。