これがトヨタの創造力と技術力 岐阜~名古屋へ

こんにちは、木田昇です。

第四次産業革命を迎える今、「地域課題の解決のために革新的技術をどう活用するのか」、「革新的技術を活用してどの様な新ビジネスを創出できるか」等について調査・研究し、県執行部への提言をまとめようとしています。

そこで今回は、大分県議会の革新的技術活用特別委員会で、岐阜県大垣市と愛知県名古屋市を訪問。まず初めに大垣市の〝ソフトピアジャパンエリア〟へ。
ソフトピアジャパン
エリア内に、IT関連企業が約150社、IT人材育成拠点となる情報科学芸術大学院大学などが立地する日本中部圏域の一大IT拠点です。(上の写真は、ランドマークとなるセンタービル)

センタービルで概要説明を受けて質疑を行い、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)へ。
IAMAS
岐阜県が設置した修士課程のみの大学で、科学的知性と芸術的感性の融合をめざした学術の研究等が目的です。
コンピュータは〝0と1〟の組み合わせで全ての処理を行うので、感性が問われる芸術分野にはそぐわないものと思っていました。そこを研究して、新たな世界を創造しようとしています。公立の大学としては、とても珍しい研究です。

第四次産業革命の次に訪れるのが、〝ソサエティ5.0〟。そこは、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムが社会の発展に寄与する」と言われています。この大学での研究が、驚くような革新的技術を発明するかもしれません。

翌日は、名古屋市の「トヨタ産業技術記念館」へ。トヨタグループ発祥の地である旧豊田紡績(株)本社工場跡に設置されています。(下の写真は、グループ創始者の豊田佐吉が発明した独創的な織機)
トヨタ記念館ゲート
糸紡ぎ・機織りから始まったトヨタグループ発展の歴史が紹介されています。一番興味深かったのは「糸紡ぎ」の機械化と自動化のところ。「よくまぁ、こんな発想ができたもんだ」と、とても感心させられます。(スタッフの説明が素晴らしく上手)

トヨタ自動車
「かんばん方式」と言われるトヨタ独自の生産方式は世界の関心を呼びました。「モノづくり日本」の産業革命で、第1次から第4次を経験してきたトヨタの創造力と技術力を見るとき、これからの大分は何を生み出すことができるのか、深~く考えさせられました。

Follow me!