南海トラフ大地震 津波から大分を守ろう

四国沖の海底にある深い溝が「南海トラフ」。
ここを震源として過去から繰り返し地震が発生しており、最後は1946年のこと。平均発生間隔は約90年とされ、現時点での地震発生確率は70%程度と見られています。

地震発生となれば、様々な災害が予測されますが、心配されるのが東日本大震災と同様に津波の到来です。大分港海岸線の埋立地には日本有数の臨海工業地帯が広がり、その後背地には多くの住民が暮らしています。

建設後50年以上経過した護岸施設はかなり老朽が進んでいます。また、想定される津波・高波に対する護岸施設の高さも不足しています。大分県から国へ要望を繰り返し、ようやく国直轄による海岸保全施設整備事業がこのたび着工の運びとなりました。

総延長約22㎞、事業期間は2017年度~2035年度までの19年間。総事業費は300億円が見込まれています。時を経るごとに地震発生確率は上がり、いつ地震が起きてもおかしくない時期が来る訳ですから、一日も早い事業の完了が求められます。

事業は、老朽化の著しい津留地区から工事が着手されるとのこと。
工事の安全を願うとともに、早期完成に向け毎年の事業費獲得に頑張らなければなりません。

事業概要

事業概要

着工式テープカット

着工式テープカット

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