母校「竹田高等学校」創立120周年を記念して

今を遡ること120年、明治30年に大分県大分尋常中学校(大分上野丘高等学校の前身)の竹田分校として開校されたのが、大分県立竹田高等学校の起源です。

記念式典と祝賀会に出席のため、豊肥本線の列車に揺られ豊後竹田駅へと到着しました。ホームに降り立つと「荒城の月」のメロディーが聴こえ、郷愁をかき立ててくれます。

駅から徒歩にて高校へと向かい、受付を済ますと校長室に案内されました。(校舎は家庭科棟を除きすべて建て替わっていましたが、校長室は私が在学中と同じ場所でした)
席につくと茶道部の生徒さん(私も元茶道部)から、抹茶と菓子(荒城の月)でおもてなしいただきました。

式典会場(新しい体育館)へ入場し、壇上に着席。教職員、在学生全員のほか、PTA、同窓会、歴代校長、地域団体役員など高校を支えてこられた多くの方々が出席しておりました。

来賓には広瀬県知事、市長代理のほか、竹田高校出身の県議会議員3人(木田、土居さん、森さん)が出席です。在学中のこと、31年前の卒業式を思い返しつつ感慨ひとしおです。

式典につづいて音楽劇「瀧廉太郎物語」(東京都:桐朋学園芸術短期大学)が記念公演として催され、私も生徒の皆さんとともに観劇しました。音楽を通じ「西洋と日本のかけはしになりたい」と、病と闘いながら作曲に強い熱意で取組む廉太郎の姿に感動です。たいへん素晴らしい演劇でした。

音楽劇「瀧廉太郎物語」

祝賀会まで時間があったので、10月末にオープンした「竹田キリシタン研究所・資料館」へ立ち寄りました。(地図を片手に街歩きしている観光客も多く見られます)竹田には日本唯一と言われる「キリシタン洞窟礼拝堂」のほか、多くのキリシタン関連資料が遺されています。ぜひ、研究所へもお越しください。

今日の祝賀会の会場は、同級生の経営する「岩城屋ホテル」です。オープニングは竹田高校吹奏楽部による演奏。県吹奏楽コンクール銀賞の腕前は流石でした。皆で校歌、「荒城の月」を合唱して祝賀会は締めくくりです。竹田高校の同窓会を立ち上げた大先輩の貴重な話も伺うことができ、意義深い祝賀会でありました。

竹田高校吹奏楽部による演奏

その後は、やっぱり同級生の集まりです。県外からも含め、あちこちから同級生が竹田に結集です。同級生なので基本的に皆50歳です。「次は、還暦同窓会だ」と気合い合わせをして皆は2次会へ、私は明日の日程があったので再び豊肥本線の列車にて大分へ戻りました。

竹田高校名物の「ストーム」ができなかったのが心残りでしたが、また皆と会える日を心待ちに「気力、闘志、根性」の”竹高精神〟でこれからも頑張ります。

いつまでも同級生、かけがえのない友

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