愛知県と兵庫県を四日間わたり歩く

こんにちは、木田昇です。

今回は、県議会福祉保健生活環境委員会の県外調査のため愛知県各地を訪問。
まず初めに、「名古屋市動物愛護センター」へ。
こちらの特長は、犬殺処分ゼロサポート寄附金(ふるさと納税の仕組みを活用)やボランティアの協力を得て、ここ2カ年は「殺処分ゼロ」を達成しているところ。
名古屋市動物愛護センター
大分県でも大分市との共同設置で、平成31年2月に「おおいた動物愛護センター」がオープンします。動物愛護・適正飼養を普及する拠点として、役割を発揮しなければなりません。

次に豊橋市の「社会福祉法人 さくら」へ。
社会福祉法人さくら
放課後デイサービス、生活介護など多様な障がい福祉サービス事業を実施しています。
施設利用者が従事するタルト専門店とカレーうどん専門店を併設。
とりわけ「放課後デイ」については、国の制度見直しにより運営費が厳しくなる中、何とかサービスを維持しようと懸命に努力をされています。

次は尾張旭市に設置された「愛知県防災教育センター」へ。
こちらは地震や火災などの災害に対する防災知識の普及を図るための施設です。
防災教育センター
ここの特徴は「読んで」学ぶでなく、「体験して」学ぶを基本とするところで、全国でも珍しい「二間続き」の地震体験機器があります。
過去の地震データが入力されており、2011年の東北地方太平洋沖地震を再現。
最大震度7で約2分間にわたる揺れです。巨大地震の凄まじさを体感しました。
近い将来の「南海トラフ巨大地震」を想定し、大分県でもこの様な施設の検討が必要です。

次は名古屋市に戻り「NPO法人 オレンジの会」へ。
社会的ひきこもり・精神障がい・知的障がい・自閉症など、当事者とその家族に寄り添い、改善・解決をめざして活動をしています。
オレンジの会
同法人は、KHJ全国ひきこもり家族会の活動にも寄与。近年は成人(20代後半~30代前半)のひきこもり事例が増えているとのこと。
自主財源で運営を続ける姿に、並々ならぬ努力と苦労を感じます。

最終日は大府市の「ウェルネスバレー構想」を調査。
大府市(写真は大府市役所)は40年以上にわたり「健康を基本としたまちづくり」を推進しています。
大府市役所
長寿に関する研究機関や施設が集積した「あいち健康の森とその周辺地区」を「ウェルネスバレー」と名付け、愛知県の健康長寿の一大拠点をなしています。
健康科学総合センター
上の写真は「あいち健康プラザ」。健康開発館、健康科学館、健康情報館、健康宿泊館の4館で構成。平成のはじめに設計されただけに「バブリー」なつくりです。

今回は委員会の調査にプラスして、独自で神戸市と兵庫県の行政調査を実施。
兵庫県庁
神戸市役所では政令市初の認知症対策に特化した条例の運用状況、兵庫県庁では再犯防止の先進的取組みについて調査してきました。
写真は兵庫県庁。市営地下鉄の駅が庁舎と直結されてとても便利ですね。(新幹線の新神戸駅まで2駅)

延べ4日間にわたる調査を終え、台風を避けながら大分へと帰りました。

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